商品紹介

2022.7.4

【eTREE】杉足場板を使ってアップサイクルな内装に

Text by Shinmirai

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・木材を使いたいけどなかなかリサーチする時間がない
・インプットしたいけど、まとまった商材情報がない/欲しい
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などなど

設計・デザイン業務の傍ら、素材のリサーチや情報収集、サンプル集めなどに時間が取れない方もいらっしゃるかと思います。
そんな皆様にeTREEに掲載しているユニークな商品情報をお届けいたします。

今回は古材商品、その中でも「杉足場板」についてご紹介させていただきます。






<杉足場板とは>

知っておられる方も多いと思いますが、改めて説明すると足場板とは工事現場などで使用される足場にする板のことです。

建設現場や外壁補修などの高所作業で仮設される足場を想像するとわかりやすいと思います。
この足場板がスギ材で作られているものが杉足場板です。
現在ではスチールやアルミなどの金属製の足場が組まれることが多く、合板の足場板なども利用されることから、杉足場板を使う頻度は減少傾向にあります。
しかし減少しているものの全国的にはまだ使われており、特に関西では多く使われています。主に高速道路や橋梁などの工事で用いられ、京都では清水寺などの国宝級の寺社仏閣での修繕で伝統的な工法を継承するため、木材の足場を組む際にも使われています。

<杉足場板の特徴>

eTREE掲載の「杉足場板」の特徴は、
・実際に使われたものを再利用するのでサステナブルな素材
・様々な環境で表面が唯一無二のテクスチャーを持つ素材
であることです。

通常、仮設で使われた「杉足場板」は、最終的に産廃処理されることが多いです。
しかし、eTREEに掲載している「杉足場板」は、リース商品として実際に3~5年かけて現場で使われて劣化した足場板を回収し、加工した商品です。

素材としては主に九州のスギ材、それも宮崎県産の飫肥杉を使用しています。九州は雨が多い地域のためスギの成長は早いため、目が粗くなるので化粧材としては好まれません。しかし、飫肥杉は油分が多く粘り強く、昔は和船の材料としても使われた材料のため、強度を優先する足場板としては最適の材です。
化粧材としては使われずに足場板として使われた素材が、そのまま捨てられるのではなくアップサイクルによって新たな姿に生まれ変わるのです。

また「杉足場板」は、実際に屋内外の工事現場で使われたことで環境要因による単純な劣化だけでなく、工事中で付いた傷や釘跡、塗料の付着など使用業者特有の跡が付き、唯一無二のテクスチャーをもつ素材へ変わっていきます。
しかし、回収したすべての足場板が使用できるわけではありません。工事現場などの過酷な環境下でボロボロになってしまうものもあるため、一枚一枚を丁寧に選別し、洗浄やブラッシング、乾燥、釘抜き、スポンジサンダーを掛けて風合いを残すように再加工しています。このひと手間、ふた手間を掛けた工程は、まさに製造メーカーさんの企業努力の賜物です。

<杉足場板の使用事例>

古材「杉足場板」は床・壁などの内装材から、家具・什器などまで様々な用途に使えます。

住宅であれば新築ではなく、ある程度築年数が経った住宅のリノベーションに使用すると周囲の雰囲気と良くなじみます。また、商業施設や店舗などでは全体的な内装に使うだけでなく、壁のほか棚や受付台などの什器のアクセントに使用するとシャビ―でシックな空間を演出できます。

またスギを使うことを考えると、柔らかくて傷が付きやすいことが気にかかるところですが、もともと傷のある材のため、あまり傷がついても気になりません。
また、実加工がなく隙間があいてしまう可能性がありますが、木材の収縮は自然素材としての味の一つです。気になる方は裏地に色を入れておくと気になりづらくなります。

足場板ならではの風合いを残すため、表面は無塗装をおすすめしますが、オイルやOLDカラーの塗料を使うも良し、あえてさらに汚してみたりなどアイデア一つで様相も変わります。
上記以外にも施工写真がございますので、ぜひお問い合わせください。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

おさらいすると
・「杉足場板」とは、建設や工事現場で使われる足場用のスギ板のこと。
・3~5年かけて実際に使われたものを再利用した素材なのでサステナブル。
・使用状況によって劣化具合やペンキが付いたり、釘の跡があったりなど一つ一つが個性的な材。
・シャビーでシックな雰囲気の内装には最適。内装や什器のアクセントの一部としても使用可能。

いかがでしょう。「杉足場板」の魅力は伝わりましたでしょうか。

サンプルもございますので、杉足場板の使用や疑問、設計・デザインに取り入れたいなどご要望がありましたら、ぜひお問い合わせください!!

お問い合わせをお待ちしております。