
商品紹介
2022.11.24
設計・デザイン業務の傍ら、素材のリサーチや情報収集、サンプル集めなどに時間が取れない方もいらっしゃるかと思います。
木材コーディネートのご相談でも
といったご相談が増えています。
この記事では、端材を有効利用した「木質塗り壁材」をご紹介いたします。
サステナブルな素材で、木材由来の特徴もあるので健康に良い空間を作ることができます。
また、住宅・非住宅問わずご利用が可能です。
目次
一般的に塗り壁とは土や砂、漆喰などの無機物主体ですが、木質塗り壁材は、木材を細かく破砕し、でんぷんのり、セルロース、シラス、珪砂、すさ等の自然材料を配合した塗り壁材です。
施工の際はそれぞれの材料と水とを混ぜ、コテを使用して塗り広げます。
樹種:スギ、ヒノキなど
タイプ:チップ(1mm)、パウダー(100μm)
標準使用量:3~5m2 / 1kg
プレカットや製材などから出る端材は、薪や木材乾燥のための燃料にされたり、そのまま捨てられたりします。ブランド材であっても端材の運命は同様です。そんな端材をどうにかして有効利用できないかという考えから開発されました。
スギやヒノキなど、どの樹種を使うか、パウダー状とチップ状のどちらを使うかで、色味や表面の風合いが変わってきます。
チップ・・・目が荒いため、表面の凹凸ができやすくなっています。この凹凸が間接照明などを当てた際に映え、温かみを感じる空間を演出できます。
パウダー・・・目が細かいため、凹凸感が少なく、さらりとした手触りの塗り壁となります。また、コテでの塗り模様を出しやすく、様々なバリエーションを作ることができます。
木質塗り壁材は端材をチップ状またはパウダー状にした塗り壁材です。そのため、原料である木材の特徴を大きく引き継いでおり、特徴によってはその効果が木材を使用するよりも高い場合があります。
木材には吸放湿性があり、部屋の湿度によって高い場合には湿気を吸い、低い場合には放湿します。
木質塗り壁材も原料である木材と同様に吸放湿性を持ち、室内環境を快適にします。特に、結露が起こるような湿度が高くなる室内に適します。
森林浴や部屋などの内装で木材の使用量が多い場所にいるとリラックスします。樹木や木材にはフィトンチッドと呼ばれる揮発性の成分があり、血圧を下げ、ストレスを緩和する機能があります。木質塗り壁材でもこの成分は失われておらず、木材を使う場合と同じ効果が得られます。
森林では悪臭などを感じることは少ないかと思います。これも樹木が放つフィトンチッドが消臭効果を発揮しているためです。木質塗り壁材も同様の成分が含まれるため消臭効果を持ち、タバコやペットなどの気になる臭いを消すことができます。アンモニア臭なども消臭するため、トイレなどの使用にも適します。
フィトンチッドに含まれる成分はテルペン類などの抽出成分です。これには殺菌効果などがあり、伐採後も木材中に含まれている成分です。木質塗り壁材となっても有効に働き、黄色ブドウ球菌に対する抗菌効果があることがわかっています。
フィトンチッドは樹木が有害な微生物・菌・昆虫から身を守るための成分も入っています。そのため、木質塗り壁材では市販の虫よけスプレーの原液と同じぐらいの蚊に対する忌避効果があります。
木材(チップorパウダー)の配合は50%以上となっており、そのほかもでんぷんやセルロース、シラス、珪砂、すさなどの自然素材が合わさってできています。自然素材、特に有機物である木材は得てして燃えやすいもの。しかし、国土交通省 大臣認定の不燃性能を取得しているなど、高い不燃性能を持っています。
※下地に石膏ボードと指定の下塗り材を施すことが必要です。
木質塗り壁材を用いることで、内装材に羽目板など通常の木材を用いるのとはすこし変わった空間を演出することができます。また、先にご紹介した5つの効果により、快適な住環境をつくることができます。
スギでは赤い色合いのため温かみのある空間、ヒノキを使えば薄橙色の落ち着いた印象を与える空間になります。またヒノキは白色粉によってより白色の明るい色合いにすることも可能です。
一方で不特定多数の人が出入りする公共施設や店舗などの非住宅の物件にも使用が可能です。不燃仕様も可能ですので、内装制限がかかる場所でもご使用いただけます。
最後までご覧いただきありがとうございます!!
木質塗り壁材についておさらいすると
でした。
各種性能や使用方法についての疑問、設計・デザインに取り入れたいなどご興味・ご要望がございましたら、ぜひお問い合わせください!!
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