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商品紹介

2023.4.25

防音無垢フローリング 音静香

eTREE編集室

音静香とは、吉野材を用いた無垢の直貼り防音フローリングです。標準板幅110mm、厚み15mm~14.5mmで奈良県森林技術センターとの共同研究によって開発されました。塗料や表面加工にも種類があり、用途にあったフローリングを選ぶことができます。

音静香の強調ポイント

  • 吉野材の無垢材を使用
  • 基準となる防音性能を共同研究によりクリア
  • 2重床ではなく直貼りで施工可能

こんな方におすすめ

  • 無垢材のぬくもりを感じたい方
  • 防音性を兼ね備えた床リフォームを検討している方
  • 長い歴史を誇る吉野材をお探しの方

商品スペック

樹種仕様サイズ(mm)参考価格(円/㎡)
素地フローリング950×110×14.5〜1510,300
自然フローリング950×110×14.5〜1512,400
ハードフローリング950×110×14.5〜1514,900
素地フローリング950×110×14.5〜1512,000
自然フローリング950×110×14.5〜1514,000
ハードフローリング950×110×14.5〜1516,500
等級は全て「上小節」

特徴

メリット

  • 木の「ぬくもり」や「香り」を実感できる
  • 簡単に施工できる
  • 表面仕上げを選択できる

音静香は無垢材を使用しているため、木が持つ「ぬくもり」や「香り」を感じることができます。これら自然素材特有の「人との親和性」は、人工の複合フローリングでは味わうことができません。また、素材も銘木産地である奈良県の吉野材を使用しており、高い品質が確保されています。

音静香は直貼りフローリングのため施工も簡単です。表面の加工は、塗料や熱圧縮加工の処理などを選択できるため、用途に合った商品を選べます。

eTREE木材コーディネーターから
スギやヒノキは日本人になじみの深い樹種で、軟らかいため温かみがあり肌触りも良いです。マンションの木質化の際には是非ご活用ください。

デメリット

  • キズや汚れが付きやすい
  • 水に弱い
  • 商品によっては割高なものもある

無垢のフローリングは合板や複合フローリングと比較して柔らかい材質をしているため、キズや汚れがつきやすくなります。また水に対しても弱く、濡れると木材が水分を吸収して膨張や反りの原因となります。

これらの特徴が気になる方は、表面を強化加工したハードフローリング自然フローリングを選ぶと良いでしょう。しかし、そのぶん価格が割高となり木のぬくもりや香りが薄くなるため注意が必要です。

性能データ

音静香の防音試験はJIS規格に準拠のもと奈良県と共同で行われ、集合住宅で推奨される好ましい従来の性能基準「LL-45」を満たしています。この「LL」はスプーンなどの軽くて硬い物体が床に落ちた時の衝撃音「軽量床衝撃音」の意味で、防音マットや防音カーペットの性能表示として用いられます。

eTREE木材コーディネーターから
国産のスギ・ヒノキを使用した直貼りフローリングは珍しく、更に「LL-45」の防音性能を満たしたものはほとんどありません。

プロダクトストーリー

1986年〜1991年のバブル景気に建設されたマンションが、ちょうど改修時期に差し掛かってきた頃。お客様から頂く要望の中に、フローリングを無垢材にしたいという声が増えてきました。当時はシックハウス症候群などの建材に由来した健康障害が問題視されていたこともあり、建材をなるべく天然素材にしたいという潜在的な意識がお客様にあったのかもしれません。

また、素材だけでなく施工が簡便で防音性に優れたフローリングの引き合いも多かったことから、無垢材での防音フローリング開発を奈良県森林技術センターと共同で着手しはじめました。

まず、現状把握のために既存防音フローリング市場について調査しました。その結果、既存の床構造は合板フローリングあるいは無垢フローリングの2重床構造がほとんどで、直貼りの防音フローリングは存在しませんでした。

そこで、直貼りの防音フローリングの可能性について模索します。まず防音効果を得るために、フローリング自体の厚さや切削加工について検討しました。具体的には、無垢材の厚さ・裏溝の幅・深さ・ピッチなど要件を変えた吉野材の試験体を作製し、防音効果の比較を行います。

その比較によって、無垢材の防音効果が最大限に発揮される組み合わせを明らかにしました。その後、防音フローリングの裏面に貼る遮音シートの選別に着手します。選別は県内だけにこだわらず、県外企業の製品も取り入れ、たくさんの遮音シートサンプルを手作業で作り、検証を重ねました。

そして、最終的に現在取り扱っている商品にたどり着き、集合住宅で推奨される好ましい従来の性能基準「LL-45」を満たす、無垢の直貼り防音フローリングを提供できるようになったのです。

また、ものづくり補助金に採択されたこともあり、手間のかかる裏溝加工の機械化を図ることができました。現在は裏シート貼り工程のみ手作業で行っていますが、受注残が増えてきたこともあり、今後は全行程の機械化を計画しています。

eTREE木材コーディネーターから
最近はSDGsの観点からマンションなどにも国産材の無垢フローリングを使う事例が出てきており、「音静香」はそのような場面に最適な製品と言えます。

施工事例

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