
商品紹介
2023.5.8
藍建材とは、徳島の「藍」を活かした建材です。徳島県産材を活用しようという想いから生まれ、伝統的手法である「藍染」と木材を組み合わせた商品です。不燃や準不燃にも対応でき、様々な建築物で使うことができます。
タイプ | 素材 | サイズ(mm) | 参考設計価格(円/㎡) |
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フローリング | 徳島県産材節あり | 15×145×4,000 | ¥19,900 |
フローリング | 徳島県産材上小無地 | 15×145×4,000 | ¥25,300 |
フローリング | 徳島県産材節あり | 15×145×1,820 | ¥24,400 |
フローリング | 徳島県産材上小無地 | 15×145×1,820 | ¥29,500 |
羽目板 | 徳島県産材節あり | 10×130×4,000 | ¥18,200 |
羽目板 | 徳島県産材上小無地 | 10×100×2,000 | ¥25,000 |
壁・天井・化粧材 | ラジアータパイン | 10×303×2,420 | ¥44,600 |
藍建材は700年以上の歴史を持つ藍の塗装を施した建材になります。深みのある色合いが美しく色落ちしにくいのが特徴です。また、藍には抗菌作用や防臭作用といった効能も科学的に証明されており、機能的にも優れた建材になります。
木材を長く使い続けるために施す表面塗装は、ツヤ有り・消しを選択できます。用途によって表面の光沢具合をカスタマイズできるため、さまざまな案件に藍建材を使用することができます。
また、不燃・準不燃にも対応しており、内装制限がかかる建築物でも利用することができます。
eTREE木材コーディネーターから |
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日本の伝統色である藍と木材の組み合わせがモダンな雰囲気の中にもどこか馴染みのある表情を見せてくれます。美しい木目の濃淡が藍の良さを更に引き立たせています。日本の伝統と木の組み合わせを是非設計に取り込んで頂ければと思います。 |
一般的な着色塗料とは違い色素粒子が細かく木材組織に浸透しやすい一方で、心材や辺材の組織構造の違いにより浸透具合が異なり色味にムラができます。そのため、全体的にデザインとして統一感が演出しにくいといった特徴があるので注意が必要です。
また杉材を使っているので、反りや割れが発生しやすく、軟質でキズがつきやすいといった扱いづらさもあります。
「伐期を迎えた徳島県産のスギを使って欲しい」と徳島県の方から依頼されたのが、藍建材を開発するきっかけでした。ただ、徳島県産のスギといっても実際他県のスギとほとんど変わらない品質だったりもするので、どこに付加価値を見出して県産材をアピールしていくのかを考えていました。
そこで、白羽の矢が立ったのが「藍」だったのです。
徳島県の「藍」の歴史は長く、起源は平安時代にまでさかのぼります。徳島県の山岳地帯で阿波忌部氏が織っていた荒妙(あらたえ)という布を染色するために藍の栽培が本格化したと伝えられています。そして江戸時代以降、日本の藍づくりは隆盛を極め、明治時代には国内で過去最高の生産量を誇ることになります。しかし、その後は近代工業化が進んだことで化学合成された人工藍の輸入が増加し、徳島県の天然藍は影をひそめることになりました。
一方、明治時代に来日した化学者アトキンソンや文筆家でもある小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)らは、日本の藍が生み出す深みある青を賞賛し、「ジャパン・ブルー」や「この国日本は神秘なブルーに満ちた国」との言葉を残しています。
その言葉通り、今もなお天然藍の美しさや風合いに魅了されるファンもおり、全国的にも静かなブームとなっています。
そういった背景もあり、「徳島県産スギ」と地元が誇る「藍」を組み合わせることによって、伝統的で独自性のある藍建材を開発しました。また、最近では杉材だけでなく他の樹種の木材や瓦など使用した事例があり、更なる可能性を秘めています。
eTREE木材コーディネーターから |
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弊社では藍以外にも木材と草木染めの組み合わせにも挑戦しています。興味のある方はぜひお問い合わせください。 |
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