
商品紹介
2023.5.19
Mokkunとは、木材をチップやパウダーを主材料とした塗り壁材です。廃棄されるか、燃料として使用される運命だった端材を再利用しています。木が持つ調湿性や消臭性などの性質を持つことが実験により確かめられている建材です。
樹種 | 粒径タイプ | 参考価格(円/m2) |
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ヒノキ | チップ | 2,000 |
ヒノキ | パウダー | 2,000 |
スギ | チップ | 2,000 |
スギ | パウダー | 2,000 |
※模様をつけず、フラット塗りした場合です(3m2)。
※つなぎ材として「すさ」が付属します。
※ヒノキは通常色(MUKU)の他に白色(SHIRO)があります。ただし、白色粉(200g)別売りが必要です。
木の塗り壁Mokkun(モックン)は、建築構造材として選ばれた良質な国産材のヒノキやスギを主成分とし、各種自然素材を配合した「木の塗り壁」材です。
木を微粉砕することで調湿・消臭・ストレス軽減・リラックスなどの木が持つさまざまな性能を最大限引き出しました。これらの性能は試験によって実証されています。
壁をMokkunとすることで木の持つ効果が空間を埋め、あたかも森林浴をしているかのような快適さを与えることができます。
日本は国土の3分の2が森林で、世界トップクラスの森林国です。しかし、日本各地の森に共通する問題として未利用森林資源の活用があります。
Mokkunの製造は日本各地の地域ブランド材を取り扱う材木屋と連携しているため、「ご当地Mokkun」の製造も可能です。
各地域で愛着のある地域材の端材、すなわち未利用森林資源をMokkunとして有効活用し、ストーリーある空間づくりが可能になります。また、日本各地の持続可能な森林資源の維持にも貢献できます。
(※ご当地Mokkunは、エリアによりロット購入をお願いする場合があります。)
Mokkunに含まれる木材はすべて国産材です。日本の環境で育った木は、日本の空間とよく馴染みます。また、塗り壁になっても同じように木の優しさは感じられます。
さらに、木粉以外に配合している素材はすべて自然由来です。例えば接着剤には「でんぷんのり」を、木粉と接着剤のつなぎには「麻繊維」を用いています。
すべての方にアレルギー反応が出ないとは言い切れませんが、化学物質過敏症の方にも安心してお使いいただきたい想いから、成分には十分配慮しています。
eTREEコーディネーターから |
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木粉とでんぷんのりが主原料なので、お子様のいる家庭でも安心しておすすめできます。 |
木材を使いたいが、木目が空間デザインを崩してしまう場合もあるかと思います。Mokkunは木目が気になる方でも塗り壁材のため、落ち着いた仕上がりになります。また、Mokkunの粒度の違い(チップやパウダー)や塗り方を変えることで様々な雰囲気を表現することができます。
eTREEコーディネーターから |
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クロスや漆喰ほど白くなく、木のナチュラルな色味で空間全体に温かみが出ます。 |
Mokkunの原料は50%以上が木材ですが、国土交通大臣認定の不燃認定も取得している燃えにくい壁材です。
そのため、公共施設や店舗など不燃材料が指定される場所でも施工できます。
※不燃の認定は、「石膏ボード」+「指定の下塗り材(Uトップ)+「木の塗り壁Mokkun」の3点使用するという型式で取得しておりますので、かならずこの施工方法で行う必要があります。
木の香りには、血圧の低下やストレスの低減に効果があるとの研究結果があります。
下記はクロスの部屋とMokkunの部屋でクロスの部屋で何度か計算を行い、ストレスがかかると量が増えるといわれる唾液中のアミラーゼを調べた結果です。
クロスの部屋ではアミラーゼの活性が上昇し、Mokkunの場合は、逆に低下する傾向にあることから、ストレスが緩和されていると言えます。
提供:ヤマガタヤ産業株式会社
Mokkunはシックハウス症候群の原因となる空気中のホルムアルデヒドも低減します。
ホルムアルデヒドを含んだ空気の中にMokkunの試験体を入れた実験では、70分で10分の1以下まで濃度が低下した結果が出ています。
提供:ヤマガタヤ産業株式会社
Mokkunは木材を微粉砕し、表面積を大きくして木材が元来持つ調湿効果を最大限引き出しています。
そのため、年間を通じて快適な空気環境を保てます。吸放湿性能の試験では、Mokkunが珪藻土や漆喰など吸放湿性能を持つ壁材と比べてもより多く・速く吸放湿できることが確認されています。
提供:ヤマガタヤ産業株式会社
また、ビニルクロスの壁では結露が発生するような環境でも、Mokkunならばほとんど結露しないとの試験結果もあります。
提供:ヤマガタヤ産業株式会社
Mokkunには蚊を寄せ付けない効果があります。
Mokkunの壁とビニルクロスの壁を使ったマウス実験では、ビニルクロスの壁では25匹中20匹が吸血したのに対しMokkunの壁のマウスは3匹しか吸血しなかったとの結果が出ています。忌避率に換算すると88%であり、これは市販の虫よけスプレー原液と同等の効果となります。
提供:ヤマガタヤ産業株式会社
Mokkunの壁は木材本来の消臭性能に加え消臭効果を持つ自然素材を配合しているため、生活臭を低減する効果があります。
アンモニアを使った実験では、10ppmのアンモニア(公衆トイレ内の約2倍の濃度)が10分間で半減し、120分後には検知できない値まで下がったことが実証されています。
提供:ヤマガタヤ産業株式会社
Mokkunには、高い抗菌性能があります。黄色ブドウ球菌を使った実験ではMokkunなしの試験体では大量に増殖したのに対し、Mokkun入りの試験体では菌がほぼ死滅しており高い抗菌効果を証明しました。
各種試験データは、
・岐阜大学応用生物科学部応用生命科学課程 天然物利用科学研究室 教授 光永徹 氏(香りとの関係)
・信州大学工学部建築学科 助教博士(農学) 中谷 岳史 氏(調湿性)
・岐阜大学名誉教授 箕浦 秀樹 氏(消臭性、不燃性)
のご協力いただいた試験結果をもとにしております。
私の研究室では、ヒノキ科木材香気成分が抗肥満・抗ストレス・抗不安さらにはアルツハイマー型認知症改善への効果を示すデータを構築しています。また、ヤマガタヤ産業で開発した『木の塗り壁Mokkun』から香る成分が、同様の効果を示すことを共同研究で確かめています。これまでの概念にない新しい木材の特性を導き、ひいては木材産業の活性化に大いに貢献できると期待いたします
Mokkunに使われるヒノキは、岐阜県産の東濃桧です。東濃地方で産出されるこの材は、冷涼な気候が生み出した美しい木目や強さから、高級ブランド材として全国に知られています。
東濃桧の多くは建築物の構造材として使われるため、毎日プレカットなどによって端材がたくさん発生します。
しかし、これまで端材は捨てられるか燃料としての利用に留まっていました。
「良質なブランド国産材なのにもったいない! なんとか有効利用できないか。」そのような想いから、端材を微粉砕して他の自然素材と配合した、木の塗り壁Mokkunが誕生しました。
販売当初、施工事例が増えるたびにMokkunの変色のクレームが入ってきました。その原因が鉄汚染ということを突き止めて原料や配合を見直すも、社内でのクレームがくる商品のイメージは払拭できず、積極的に販売しない商品になってしまいました。
良いものであるのは分かっている。しかし、それを証明する手立てがない。そこで、産学官の連携による共同研究や自社での試験を行い、各種エビデンスを得ることができました。
Mokkunのキャッチコピーは「眠れる 森の塗り壁」です。未利用材の活用というエコな側面だけでなく、健康、特に眠りに関する効果があることを表現しています。
まだまだ完成形ではなく、新素材の検討や性能実験を繰り返し、商品開発を行っています。
また、Mokkunnを使ったワークショップなどを通じて、子供たちに木のよさを感じてもらう活動も行っています。
岐阜県庁新庁舎2階にある大垣共立銀行ぎふ県庁支店での施工事例です。木がふんだんに使われた空間と調和して明るく入りやすい雰囲気となっています。
Mokkunは主原料の50%を木材にしながらも、国土交通大臣による不燃認定も取得しています。そのため店舗や公共施設など幅広い場所で施工が可能です。
JR東海 東京駅直上のワークスペース“EXPRESS WORK”での施工事例です。内装にMokkunを使うことで空間の木質化はもちろん、木の香りでのリラックス効果や作業効率の向上も期待できます。
この事例ではご当地Mokkun(富士ヒノキ)が使われています。各地で愛される地域材の未利用部分を活用して、ストーリーある空間づくりや日本全国の持続可能な森林資源の維持に貢献できます。
岐阜県の木育施設「ぎふ木遊館」での施工事例です。
木の香りや暖かい質感で空間をおしゃれに演出しています。
木がふんだんに使われた空間にMokkunを使えば、木が持つ効果を最大限感じつつも明るく開放的な空間を演出できます。香りのよいヒノキのMokkunは、家で1番長い時間を過ごすリビングダイニングにもってこいです。
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