第5回　白樺プロジェクト　森林ツアーと樹皮採集ワークショップ

「植林」ではなく、森本来の力を活かした「天然更新」による森づくり
これから半世紀にわたって研究林で行われる「シラカバ天然更新」の研究を通して、
北海道の森について一緒に見て触れて考えるツアーです。

かつて北海道は「森林資源は無尽蔵」と言われ、現在でも豊かな森林が広がっているように見えます。しかし、戦後の大量伐採で太くて良質な木は激減し、特に広葉樹の自給率は日本全体で1割以下と言われます。広葉樹は「世代交代」が難しくとても長い時間がかかり、人の手で育てづらい特徴があります。
では、北海道に住む私たちはどのように森を保全回復しながら、利用して行けばよいのでしょうか？

それを考える一つのカギとなるのが、これまで林業的な価値が低いとされてきた「シラカバ」です。シラカバだけではなく他の樹種や森全体についても学び、森を歩き、座学も交えながら参加者と一緒に考えるツアーです。
また、この時期にしか行えない樹皮採集体験も行います。

内容及び日程：

７月5日 １２：３０ 北海道大学雨龍研究林研究棟（幌加内町母子里）集合
　　　　１３：００ 森林ツアー（ミズナラ天然更新地、原生林散策など）
　　　　１６：００ 自由時間（入浴など）
　　　　１７：３０ 夕食、発表会（２時間程度）、交流会
７月６日　 ８：００ 森林ツアー(シラカバ天然更新試験林見学など)
　　　　１２：００ 昼食（いったん解散）
　　　　１３：３０ （※希望者のみ）伐倒、樹皮採集体験など
　　　　１５：００ 解散

その他、林業ライターの赤堀楠雄さんの講演、シラカバの「葉」を活用した取り組みの紹介も行います。