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FM認証 宮城県

登米市森林管理協議会

時代の潮流を積極的に取り入れて

宮城県登米市は、岩手県との県境に位置する市です。古くから米どころとして知られていますが、林業の盛んなエリアでもあります。スギやヒノキ、アカマツなどの民有林の人工林率は、県や全国の平均を大きく上回る70%です。「高性能林業機械」と呼ばれる重機を用いた林業のシステムも取り入れ、生産コストの低減や作業の安全確保に取り組んでいます。さらに、森林セラピーを体験できる森の整備も行うなど、森林に新たな付加価値を付ける取り組みも積極的に行っています。

ネットワークが運んだ出会い

登米市森林管理協議会は新しい取り組みを積極的に行っていることを背景とし、新たな木材の開発と販売先の拡大のために設立されました。FSCを取得したのは協議会設立からわずか9か月後のことでした。FSC認証取得に踏み切ったきっかけは、もともと盛んに交流を行っていた近隣の自治体の動きです。登米市の近隣市町村は、南三陸町、岩泉町、住田町。共通点は、FSC認証取得者であることです。この密なネットワークの存在が、FSCの選択に繋がりました。

認証材供給の下地づくり

認証取得後は、針葉樹・広葉樹を問わず全ての木材を認証木材として供給できるような体制の強化と新たな価値基準を見出すための取り組みを行ってきました。市内のFSC認証林は、グループ認証への移行や面積拡大という目標から増加が見込まれます。認証林面積が拡大すると、その分扱う認証材も増加します。こうした背景から認証材の安定供給のために、2つの側面での一括した管理を進めてきました。1つは流通、もう1つは森林の基本情報です。また、これに加え、トレーサビリティ情報の開示も行っています。

体制を整えた今、目指すもの

認証チェーンは拡大してきましたが、一般に広く浸透するまでにはまだ時間がかかりそうです。とはいえ、登米市一帯には既に木を使うという下地ができています。例えば、『市内の小中学校全ての学童机の天板に地域に多く生育するコナラを使う』、『公共施設の木造化と市内産材の活用を市ぐるみで目指す』、といった取り組みの数々です。これらがFSCへの理解へと繋がると期待しています。今後は商品力と製品の質を上げ、そのイメージとFSCを結びつけるような形で認証を広めて手に取ってもらうことや、民間へのアプローチ増加を目指しています。

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