鎌倉市のシンボル木「ヤマザクラ」でつくるウサギの木彫り

鎌倉市に本店を構える和菓子屋さんの店頭に設置するため、ウサギの木彫りについてのご依頼をいただき、鎌倉市のシンボル木である「ヤマザクラ」を手配しました。木の優しい風合いが、和風の店舗に調和しています。

鎌倉市のシンボル木「ヤマザクラ」を使用

鎌倉の鶴岡八幡宮の参道、小町通りに本店を構える和菓子店「鎌倉五郎」様にかわいらしいウサギの木彫りが設置されました。
パッケージに描かれているキャラクターそのままに、本物の木彫りが登場しました。その名も「きぼり」ちゃんです。

材料は鎌倉市のシンボル木であるヤマザクラを使用しています。
今回はこのヤマザクラ材を手配させていただきました。

ご依頼のきっかけは？

様々な加工を行う株式会社ジェネレーション・エックス様より、ヤマザクラの丸太を探しているというご相談をいただきました。
配送費を抑えるため、できるだけ加工場所の近くでお探しし、都内の材木店の在庫をご案内いたしました。

木彫りに使用される木材のご依頼は初めてでしたので、乾燥による収縮で割れが発生することなど、丁寧にご説明しながら進めていきました。

ヤマザクラは日本の固有種で、春になると新葉とともに白い五弁の花を開きます。
昔から和歌などに多く読まれ、日本人に愛されてきました。
かつては鎌倉の山にもたくさんあり、薪・炭材として使われていました。今も山のあちこちで残っています。

丸太からの加工

ジェネレーションエックス様での加工にあたっては、丸太からイメージの像を彫り、腕や足などのパーツをつないでいます。仕上げに塗装も施しています。

加工のご担当者様からお話を伺ったところ、「丸太からの材料取りが最も大変でした。サクラは硬い樹種であり、また彫ってみないと木目の出方がわからないので、慎重に彫っていきました。」と仰っていました。
丁寧な手作業を経て、世界に一つだけの木彫りが完成しました。

案件情報

物件情報：和菓子店「鎌倉五郎」様
依頼元：株式会社ジェネレーション・エックス様
材木詳細：ヤマザクラ丸太

まとめ

鎌倉への愛着を感じられる作品が出来上がりました。賑やかな小町通りの雰囲気にぴったりです。
ここでお写真を撮られるお客様も多いようです。

意匠性の高いもの、木で実現できるか不安なことなど、材料から加工までご提案いたします。お気軽にお問い合わせください。