森と建築を考える第四回開催レポート「木材の品質と性質」

2022年7月22日

東京(森未来セミナールーム)

7月22日(金)19時~                                     アトリエフルカワ一級建築士事務所/森未来共催「森と建築を考える」第四回セミナーを開催しました。

第四回のテーマは、「木材の品質と性質」。                          木材の性質に触れながら木材の品質とは何か?について考えました。               JAS 規格についても掘り下げ、より専門的な話になってきました。

講義は木材に関する誤解から始まりました。                           ●木材は燃えやすいという誤解                                 ●強度が弱いという誤解

実際は1分間に1mmしか燃え進まないということや、火事が起こってから倒壊するまでの時間を見ると鉄やアルミニウムよりも長く、避難する余裕があるという話。

また、繊維方向の強度は鉄やコンクリートよりも強く、引っ張ったり押す力に対しては鉄やコンクリートよりも強い力に耐えることができる話など、こうした木材に対する誤解を実際のデータを見ながら学びました。

後半は材面の表示や表現、強度について、またJASの規格の現状を学びました。           市場で出回っている表現とJASの規格が違っていること。JASの規格自体にも目視等級と機械等級があり、日本の製材所約4,800社の内、目視等級が600社、機械等級で認定されているのは90社程度しかないこと。

木造をやる場合、こういった現状をしっかり理解しておくことが重要とのこと。

森の話から徐々に建築の話に入ってきて、出席者からもより専門的な質問や意見が飛び交うようになりました。

夏本番、いつも白熱した講義になり毎回楽しみです。

次回も熱波に負けず張り切っていきましょう!

セミナーの様子

次回、第五回のテーマは「プレカットと生産・流通」。

いまや木造建築はプレカットなしでは考えられなくなっています。プレカットが木造建築に及ぼした影響、木材の流通経路がプレカットにより一変したことにもふれ、川上、川中、川下をつなぐ流通に必要なことを一緒に考えていきます。