「ウッドデザイン賞2022」表彰式同行レポート

ウッドデザイン賞2022の表彰式に同行してきました。
本記事では表彰式の様子や奨励賞を受賞した「東京シェアオフィス墨田」、ウッドデザイン賞2022に入賞した「ISUMI Glamping Resort ＆Spa SOLAS」についてご紹介します！！

いざウッドデザイン賞2022表彰式へ

12月7日（水）表彰式当日、天候は晴れ。

さて、ウッドデザイン賞2022の表彰式は国際展示場（東京ビックサイト）で開催していたSDGs Week EXPO2022 エコプロ2022の特設ステージで行われました。

まだエコプロ展示会の開場前（9:00頃）なので、出典関係者や開場スタッフしかいません。

受賞される方々がウッドデザイン賞のスタッフの方から一連の流れについて事前説明（待機場所、立ち位置、賞状の受け取り、撮影など）を受けた後、いよいよ表彰式が始まりました。

建築・内装から自転車や鉛筆まで、木材に関わるあらゆるデザインを表彰

農林水産大臣など各大臣がご列席される中、次々と表彰される受賞者たち。建築や内装だけでなく、日用品や小物、研究技術や取り組みなど幅広く表彰されていました。

順番が回ってきた株式会社船場の成富様と一緒に壇上に上がった弊社代表の浅野は緊張した面持ちでした。表彰状はみどりの女神から成富様に受け渡されました。

綿密に組まれた表彰式の分刻みスケジュールも、最終的に時間を押してしまいましたが、トラブルはなく無事終了しました（ウッドデザイン賞のスタッフの皆さま、大変お疲れさまでした）。

表彰式はyoutubeでライブ配信もされており、こちらから視聴できるみたいです（2022年12月14日現在）。

表彰式後はウッドデザイン賞2022の看板の前で個別撮影。各社1分という短い時間の中で撮影しました。（左から、審査委員長 赤池様、株式会社船場 成富様、株式会社森未来 浅野、みどりの女神 成田様）。

ウッドデザイン賞2022の各上位入賞作品はエコプロ2022内の「森と木で開くSDGsゾーン」とブースで実物品やパネル展示、映像などを用いて展示されました。今回来場できなかった方も、来年のエコプロ展でもブースがあると思いますので、訪れた際にはぜひ寄ってみてください。

ウッドデザイン賞とは

ウッドデザイン賞について簡単にご紹介します。

”木を活かして、新たな時代の価値をデザインする。「ウッドデザイン賞」は、木の良さや価値を、デザインの力で再構築することを目的として、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を募集・評価し、表彰する顕彰制度です。”

引用：一般社団法人日本ウッドデザイン協会「ウッドデザイン賞とは」

としており、木材を使った幅広い分野で選び抜かれたデザインが表彰されます。

今回、大臣賞を受賞した4つはどれも木材を使用した建築・内装のデザインでした。

最近では木造の中高層ビルの建設も増えてきており、SDGsなどの世の中の流れや2050年のカーボンニュートラル実現に向けた国の方針としても木材は重要な素材となってきています。

今後ウッドデザイン賞の注目度もより高くなっていくでしょう。

奨励賞と入賞のダブル受賞

今回、弊社が材の調達から加工まで行い納品させていただいた「TOKYOシェアオフィス墨田」と「ISUMI Glamping Resort ＆Spa SOLAS」がウッドデザイン賞2022に入賞しました。

どちらの設計・施工も株式会社船場様です。

「TOKYOシェアオフィス墨田」はソーシャルデザイン部門の建築・空間分野、「ISUMI Glamping Resort ＆Spa SOLAS」はハートフルデザイン部門の建築・空間分野での入賞でした。

特に「TOKYOシェアオフィス墨田」では、入賞188点の内からさらに選出され、奨励賞（審査委員長賞）を受賞し、

築45年超の建物をリノベーションし、テーブル天板や個室ブースなどに意図的に木材を多用し、ワークスペースの快適性や生産性向上と木材の関係性についての気づきをもたらす。未利用材を積極利用した内装や装飾も質が高い。

引用：「ウッドデザイン賞2022 上位受賞作品のご紹介パンフレット」

とのお言葉も頂きました。

「TOKYOシェアオフィス墨田」

「TOKYOシェアオフィス墨田」では、様々な素材の未利用材を使用しています。その中でも木材利用においては、船場様のエシカルデザインの考えと弊社の木材コーディネート力が合わさった魅力的なデザインになっています。1Fエントランスのメインテーブル（ギャザリングテーブル）や照明の装飾にバタ材を使い、多摩産材の角材を用いた棚を納めました。

「TSO墨田」の木材コーディネート事例はこちら

「ISUMI Glamping Resort ＆Spa SOLAS」

「ISUMI Glamping Resort ＆Spa SOLAS」では、白樺の丸太を用いたディスプレイや枕木を用いた看板の土台を納めさせていただきました。白樺は長さ5500 mmで枝付きという難しい条件でしたが、伐採から手配し、無事調達できました。

「SOLAS」の木材コーディネート事例の詳細はこちら

まとめ

2020年の「YOSEIDO 銀座店」に引き続き、ウッドデザイン賞受賞となりました。

今回2つの案件でウッドデザイン賞を受賞できたことは、弊社としても大きな弾みになったと思います。

素晴らしい設計・デザインをしていただいた株式会社船場様に改めて御礼申し上げます。

ありがとうございました。

設計やデザインに携わる皆さまも木材の調達や加工などでお困りの際には、ぜひお力になれると思いますので、お気軽にご相談ください。