縄文時代の森林文化が残る木材加工・流通拠点、谷口杉が有名
県土の半分を占める森林は、日本一の面積を誇る琵琶湖の水源として重要な役割を果たしており、古代から人々の生活を支え木の文化を形成してきました。都があった奈良や京都に近いため宮殿・寺院の造営・維持に使う木材供給地となり、東大寺の造営には滋賀県産木材が大量に使われました。職人集団「木地師」発祥の地でもあり、様々な工芸品が作られ、その技術が全国に広まりました。篤林家による丁寧な森林管理が世代を超えて続けられており、谷口杉や甲賀ヒノキなど平均以上の強度を持つ良質材を産出しています。